すでに人気の絵本にあやかって、既存商品の再認知や売り伸ばしを狙う!
出版不況と長らく言われていますが、絵本児童書ジャンルは比較的好調・安定推移しています。
絵本児童書市場の売上推移をみますと、2013年に770億円(うち絵本は294億円)だった売り上げは、コロナ禍前の2019年が880億円(うち絵本は312億円)。コロナ特需の2020年が930億円(同330億円)、2021年が967億円(同353億円)と増加しました。コロナ特需終了後も堅調さを保ち、2022年923億円(同341億円)と前年対比ではマイナスでしたが、コロナ禍以前の2019年比較では4.9%増となっています。(『出版指標 年報2022年版』『出版指標 年報2023年夏号』)
その人気にあやかって、ロングセラー商品を子育て層に向けて再露出を図る話題作りに人気絵本のキャラクターや人気絵本作家が起用されています。2023年に話題となった食品メーカーの事例4点をご紹介します。
1972年発行,累計356万部発行の人気絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」と「森永ホットケーキミックス」のピッタリコラボ
しろくまちゃんホットケーキコラボ
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、ホットケーキができあがっていく様子を見たり、そのおいしさを友だちと共有したり、さまざまな喜びやわくわく感が味わえる大人気絵本です。ホットケーキといえば思い浮かぶ「森永ホットケーキミックス」と、絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』という、長く愛されてきた両者だからこそ実現したコラボレーションです。
特別デザインパッケージが登場の親子で着られるオリジナルエプロンや図書カードが当たるキャンペーンを2023年8月から実施しました。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000019896.html
ロングセラー商品が今年大ヒット絵本「大ピンチ図鑑」とやめられないとまらない「かっぱえびせん」
1)鈴木のりたけさん「大ピンチずかん」×かっぱえびせん のコラボ
2)柴田ケイコさん「パンどろぼう」作家のオリジナルイラスト×かっぱえびせん のコラボ
「かっぱえびせん」のキャッチコピーである“や(8)められない、と(10)まらない”にちなんだ8月10日の「かっぱえびせんの日」を迎えるにあたり、Creator限定デザインパッケージを販売しました。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001145.000030525.html
1969年発行のロングセラー絵本「チロルチョコ」コラボ。
チロルチョコレート ねないこだれだ
「ねないこだれだ」は、せなけいこ作・絵の大人気絵本です。
1969年の発行後、50年以上にわたって多くの人々から愛され続けています。
おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまう独特なストーリーとシンプルな貼り絵で「怖いけど、大好き!」と子どもたちをひきつけてやまないロングセラーです。
パッケージ・味にその世界観を落とし込みながら、チロルチョコならではのデザインのバリエーションやチョコの見た目や食感で絵本を表現しています。
個包装には絵本のシーンがそのまま描かれており、裏には「とけいがなります ボン ボン ボン・・・・・・」などの文章入り。
全10種の絵柄を揃えると、物語がそのまま楽しめます。
さらに、箱の内側には絵本の表紙がデザインされており、つい”箱買い”したくなってしまう商品です。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000613.000003467.html
描き起こし編
人気絵本作家・ヨシタケシンスケさん描き起こしでパッケージリニューアル。亀田製菓『ぽたぽた焼』
1986年の発売以来、長年にわたって人気商品『ぽたぽた焼』を、パッケージをリニューアルしました。発売当初からパッケージに佇む「おばあちゃん」は商品の象徴として多くの方に認知され、SNSでも話題に上がるなど、世代を超えて根強い人気を誇っていました。 今回のリニューアルでは、商品パッケージを大きく刷新し、人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんに『ぽたぽた焼』の象徴でもある「おばあちゃん」を描き起こしました。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000012968.html
番外編)絵本ナビが実際に関わった案件もご紹介
ヨシタケシンスケさんとオフィスグリコのコラボ(2019年)
オフィスなど向けに菓子を販売しているオフィスグリコ事業において、絵本作家ヨシタケシンスケさんとコラボしたオフィスグリコ限定の菓子詰め合わせを発売しました。
また、オフィスグリコの売り場においても、ヨシタケシンスケさんとコラボしたデザインの什器を作成ししました。 売り場は、 オフィスワーカーが仕事と仕事の合間に お菓子を活用しているシーンが、カーリング競技におけるインターバルタイム(体と頭へのエネルギー補給であり、次の戦術の確認や集中力を高める時間)に 似ているとの発想から、長野県カーリング協会ともコラボしたデザインとなっています。
詳細:https://style.ehonnavi.net/taberu/stylenews/2019/12/05_015.html
まとめ
この記事では、2023年の企業×絵本コラボをいくつかピックアップして紹介しました。絵本ナビでは、企業様と既存絵本とのコラボや、キャラクターコラボ、新規絵本作成、キャラクター開発、イベント実施を承っております。是非ご検討ください。
「絵本ナビ」「絵本ナビスタイル」ではさまざまな業種の企業様とお取り組み実績があります。ぜひお気軽にご相談ください。
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