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2020.05.07日本の海や魚の危機的状況を知ってほしい。「海の絵本プロジェクト」に参加し、絵本を制作しました

未来を担う子供たちに向けた絵本『さかなが  いなくなっちゃうって!?』


年間1,400万人が利用する絵本情報サイトを運営する株式会社 絵本ナビ(本社東京都新宿区 / 代表取締役社長 金柿秀幸、以下絵本ナビ)は、一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパン、一般社団法人G1 海洋環境研究会、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、マルハニチロ株式会社と共に、日本の海の危機的な現状を伝え、親子で話し合うきっかけとなるよう、絵本『さかなが  いなくなっちゃうって!?』を制作致しました。

■日本の海は、いま危機的状況にある

サンマ、サケ、イカ。私たちが大好きなこれらの魚介は、2019年にいずれも記録的不漁でした。
この他にも、日本全国規模で不漁のニュースが相次いでいます。

また地域ごとに見てみると、より漁の深刻な状況がうかがえます。
例えば宮城県石巻魚市場では、たった10年間でホッケの水揚量がこんなにも減っているのです。

国連の掲げる持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」でも、17の大きな目標の中に「海の豊かさを守ろう」が挙げられていますが、とりわけ日本は危機的状況に置かれているのをご存じでしょうか。

このままでは、いつか魚が食べられなくなる日がやって来てしまう。
未来を担う子供たちに、海や魚のいまをきちんと知ってもらいたい。
消費者として何をすべきか、親子で話し合ってもらいたい。

未来を担う子供たちに、海や魚のいまをきちんと知ってもらいたい。
消費者として何をすべきか、親子で話し合ってもらいたい。

■さかながいなくなっちゃうって!? 私たちに出来ることは?

え:セキ・ウサコ ぶん:さくら かほりえ セキ・ウサコ ぶん さくら かほり

・タイトル:さかなが いなくなっちゃうって!?
・発行:2020年4月1日
・仕様:上製本(A4ヨコ、本文32頁)
・企画:一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパン
・監修:一般社団法人G1 海洋環境研究会
・協力:株式会社 セブン&アイ・ホールディングス、マルハニチロ株式会社、
株式会社 絵本ナビ
・絵:セキ・ウサコ
・執筆・編集・アートディレクション:株式会社 A-Create
・印刷:図書印刷株式会社

<あらすじ>
ある日、さとしに宅配便が届きます。いつも楽しみにしている「新鮮なお魚」の贈り物です。さとしのおじさんは漁師で、新鮮な魚をよく送ってくれていました。しかし、同封されていた手紙の内容に、さとしは驚きます。「海の魚が少なくなっている」というのです。海には魚がたくさんいると思っていたさとしは、信じられませんでした。さとしは、遊びにきたおじさんに、その理由を聞くことにしたのですが…。

作中では「漁業法」「海のエコラベル」といったトピックスが、漁師の「おさかなはかせ」によってわかりやすく伝えられます。未来のために始まっているこうした取り組み。巻末にはそれらの解説も載っており、親子で楽しく学べる1冊となりました。

■絵本の届け方においても新たな試みを
また今回絵本の届け方においても、新たな試みがなされました。
それは一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパンがクラウドファンディングを募り、支援者の方に絵本をプレゼントするというもの。結果、無事に目標額を133%達成し、300人近くの方に絵本をお届けすることに成功。
クラウドファンディングを介することで、多くの方々に海の現状を知ってもらうことが出来ました。
※上記のクラウドファンディングは、2020年2月12日~4月8日「GoodMorning」上で実施されたものです。
URL: https://camp-fire.jp/projects/view/229119


■絵本を通して、社会課題に向き合う
絵本ナビとしても、こうした社会課題に関する絵本を制作することが、大人をはじめ子供たちが身近に起きている問題に目を向ける、大変良い機会になると考えております。
今後も絵本ナビでは、絵本を通じた様々なプロジェクトに参加してゆければと思います。

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株式会社絵本ナビ  金柿秀幸(かながき ひでゆき)

E-mail:info@ehonnavi.net
TEL :03-5909-5360(平日10:00-12:30、14:00-17:00) FAX : 03-5909-5361


※本広報資料は、ご自由にご転送・ご引用ください。また、絵本ナビの画面キャプチャーなどご自由に使って頂いて構いません。