出版月報(公益社団法人全国出版協会 出版科学研究所刊行)2016年6月号は「絵本 好調の背景を探る」が特集。
絵本業界を取り巻く現状が詳細なデータや業界関係者のインタビューに基づいて紹介されていますが、その中で絵本ナビについても2か所にわたってご紹介をいただいています。
また代表金柿のコメントも掲載されています。
1.販売・発行状況欄(p.6)
「・・・(前略)特に、ここ5年の大きな変化は「絵本ナビ」をはじめとした絵本情報サイトやテレビなどでの紹介と、個人のSNSでのクチコミが結びつき、急速に売れ行きを伸ばす作品が急増したことだ。短期間で売上を伸ばす新刊の増加は、15年の絵本市場の急拡大にも繋がった。」
5.絵本の電子書籍化について(p.11)
「・・・(前略)01年より絵本の情報・通販サイトを運営する絵本ナビは、絵本の読者拡大のために様々なサービスを展開している。16年2月には「市販絵本の読み放題」サービスを開始した。
現在も市販されている絵本をスマートフォンやタブレットで際限なく読めるサービスの提供は国内では初となる。絵本ナビ代表取締役社長の金柿秀幸氏によると「サイト『Ehon navi』は絵本に関する読者の口コミが広がる増幅装置として、いま非常にいい形で機能しています。絵本は、その触感、そして動かないことも含め、紙で読むほうが私もいいと思います。ただ普段絵本に関心の無い層にいかに入ってもらうか、その入り口としてこのサービスを進めています」とのことだ。(後略)
電子版で試し読みをして、紙の絵本の購入につながるケースも多いはずだ。読者を広げる、という意味では意欲的な試みだ。」
【出版月報 2016年6月号】
http://www.ajpea.or.jp/book/2-1606/index.html